師弟

昭和と師弟愛(植木等と歩いた43年)小松政夫著kadokawa。

「わかっちゃいるけど、やえられない」で有名な植木等。無責任男のイメージの植木を師匠とする小松が、真実を語る。実生活は、お酒飲まず、ばくちもしない、石部金吉。植木の父親は真言宗の僧侶(破天荒)。仏像の頭をたたきながら「この音を聞いてみろ。表面は金ぴかだが中は木だ。こんなもの拝んでどうにかなると思ったら、大間違いだぞ」「俺の仕事は死人を供養することだけでなく、生きて人の良き相談相手になることだ」弟子の小松には、プライベートも含めて手取り足取り、本当に面倒見の通い師匠であった。

最高の人間関係とは、師弟関係である。