こんな夜更けにバナナかよ

大泉洋が筋ジストロフィーにかかりながらも皆に愛され続けた鹿野靖明さん(実在の人物)を演じ主演を務めた映画。「人はできることより、できないことの方が多いんだぞ。できないことは人に頼むしかないっしょ。それも勇気だ」と訴える大泉とボランティアとの交流が見所。この映画を見ていると「助けて」と言えない我々に対して問題提起をしているようにも感じた。助けを求める人が弱者で、その助けに応える人が強者ではなく、その逆ではないか。もっと、人を信用して(頼って)もいいんだよと訴えかけているようだ。心理学での「援助要請」「被援助性」のキーワードの教材になる。つまり、この映画を見て、困っているのに「助けを求められない人」へのサポートを考えるきっけになってもらいたい。