教養

東大教授が考えるあたらしい教養 (幻冬舎新書)藤垣裕子、柳川範之 (著)「(教養=知識量)という考え方はもう通用しない」。今は、ネット検索で、知識はすぐ手に入る時代です。教養とは「正解のない問いに対し、意見の異なる他者との議論を通して思考を柔軟にし、〈自分がよりよいと考える答え〉にたどり着くこと」。新学指導要領が始まり、知識→思考力・判断力→生き抜く力という新学力観と一致する考え方です。正義の反対は、悪ではなく、別な正義と考えられることの方が今の社会では通用するということですね。もちろん、知識の量もあった方がいいです。私が今までであった人物では、村主さん(図書文化社元社長)でした。東大の哲学出身で、何を聞いても応えら、知識もずば抜けていましたし、相手を否定せず、相手を良く見抜き、相手を引き立ててくれる方でした。私も随分いろんな事を教えていただき、引き立てていただきました。