最高の人生の見つけ方

 

昨日が上映最終日の映画.余命宣告を受けた主婦の幸枝(吉永小百合)と仕事一筋の社長・マ子(天海祐希)が偶然手に入れた「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行する。原作の ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した映画もみたが、こちらの方が日本人の文化にあってグッときた。一見するとエジプト旅行するとか好きなものを食べるとか定番の行動もあったが、自分たちが主人とか子どもに対して諦めていたものに向き合ったときの幸福感・満足感は誰もが感動。主婦が自分を犠牲にして家事育児におわれ、自身が癌になってもその姿勢、かたくなさを変えないのは、主婦でなくても共感。自身の中にある諦めの心は、これはリストの最後にあった宇宙旅行と匹敵する。自身の諦めは自分自身で創り出したもの。カウンセリング理論の条件付けである。自身の意志による新たな条件付けのより、病気や他者の働きかけで自分(おのず)が打ち破り、最高の人生を見つけていくしかない。これが私の人生の主人公は私自身であるということである(実存主義)