「男はつらいよ」シリーズ50周年記念作品。作家になった光男が過去の寅さんの場面を振り返りながら登場する。寅さんは名カウンセラーかもしれない。
寅さん:さて、光男、何でも聞くか(腕組み)
光男:何を(足をたてて、うずくまっている)
寅さん:親にも言えない悩み悩みがあるのか、それとも高いものがほしいのか。顕微鏡か。光男:俺をいくつだと思っているんだよ。もう。(あきれて)
寅さん:お前、流行歌手になりたいのか(ジェスチャーしながら)
光男:そんなんじゃないよ。
寅さん:おじさん。それだけは反対だぞ。(指さしながら)
寅さん:お前まさか・・・。赤くなりあがって(腕組みしながらにやにやして)
光男:何?。そんなんじゃないよ。(顔が赤くなる)
寅さん:高校の同級生か?近所の娘か?
光男:違うよ。下級生だよ。(ハッとする)
寅さん:全部話しちゃえ。なっ。気が楽になるから