うれしい準優勝。ただ、悔しい準優勝

 

新年早々元気が出ました。箱根駅伝での復路で創価大の最終ランナーが319秒のリードを持って栄光のゴールと誰もが思っていたが、あと3キロで駒大にかわされたときの森アナウンサー(日テレ)のコメント。「初めての往路優勝がありました。初めての総合優勝には届かなかった。目標は総合3位でした。目標達成とみれば、うれしい準優勝。ただ、悔しい準優勝となったか」と伝えた。そして「“2位で悔しい”と思えるチームになった」。最後は「創価大学、準優勝!この悔しさを来年につなげます!」と結んで、最終ランナー小野寺君のゴールを称えた。「2位」というより「準優勝」、「金」より「銀」(金より良い)、「1位」や「優勝」だけがもてはやされるが、この言い換え(カウンセリング用語ではリフレームミング)により、元気づけられることがある。また、この言葉が、その瞬間で発することができるのがすごい、森アナウンサーの「プロ魂」を感じた。まさに「言葉」は人の心を揺さぶる弾丸「言霊」である。我々「教育者」も先が見えない心折れそうなコロナ渦で見習いたい見える形での「行動」「プロ魂」「立ち居振る舞い」である。先が見えないコロナ渦、仲間と自分を称え、励まし合いながら、見える形の「言葉」「行動」「プロ魂」で倍返しの1年のスタートダッシュを。