空白を満たしなさい

 NHKで放映中の土曜ドラマ。死から復活する「復生者」の話し。芥川賞作家・平野啓一郎の原作を柄本佑・鈴木杏・阿部サダヲらが演じるヒューマン・サスペンス。昨日の第3話で、「死」についての興味深いやり取り。「死」は傲慢にも人生を一色に染めてしまう。たまたまこぼしたインクの色一色染めてしますように。でもそんな考え方は間違っている。「死」ですべてが語られるのではなく、それは人生の中での一つのできごとでにしか過ぎない・・・・。ドラマではあるが、リアルな世界を見るときに、「生きる」「生きている」という現実の中に、主軸をおくことで、「実存主義」に通じるものを感じました。