最後の講義

人生最後なら何を語り残すというテーマで行われた最後の講義1月3日NHK再放送。

ゆるキャラの生みの親「みうらじゅん」さんと映画作家80代で、ガンで余命3か月の宣告を受けた後も新作を撮った「こいキャラ」の「大林宣彦」は、対照的と思いきや自分なりの「信念」、「哲学」を持っているのが共通的だった。大林さんは、若者に、今は新たな戦前、リアクションであたらな哲学を持ち続けること、ピカソのゲルニカを通して、あのように表現したことで今なお戦争の悲惨さを訴え続けていることに共感して、映画を通して、戦争体験を表現し続けるというのが心に残った。みうらさんは、すきま産業で、自分の楽しめるものを模索していたが、そこには、子どもの頃から仏像研究や独特なこだわりをみうらワールド(「自分なくし」「人間は死ぬんだって」「仏道」「走馬灯」)を語っていた。当然のことであるが、それなりのものを残す、残した人は、自分なりの哲学観を持つていることにつきる。