志事

 

連続テレビ小説「ブギウギ」(第119回)2024320日放映。茨田りつ子がスズ子(趣里)を手厳しい言葉で励ます場面。若手歌手(水木アユミ)に『ラッパと娘』を歌わせてほしいと頼まれたスズ子は、困ってしまい結論が出せずにいた。「あなた自分の弱さに目を向けなさい。自分の弱さを取り込んで歌うってもんでしょ?歌手は」「以前のあなたなら、水木アユミみたいな歌手と歌えるのなら、楽しくて大喜びだったのでは?ワクワクしていたのにどうしたの?何逃げてるのよ。肉体は衰えよりも、そっち方が100倍みっともないわよ。この仕事ワクワクしなくなったらお終いよ」と。長年続けていると自分が今まで続けていた原動力がなんだったかを見失うときがあります。またいつ辞めるかを決めかねることができないことがあります。定年がある仕事には、辞め時があります。しかし、自分のやりたいこと(志事)には、定年はありません。定年があるとすれば、やりたいことがなくなった時です。